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HYROX(ハイロックス)とは?8種目・重量・練習メニューと大会の出方を解説

HYROX(ハイロックス)とは?

最近よく耳にする「HYROX(ハイロックス)」。どんな競技なのか、運動経験が少なくても出られるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

HYROXは、1kmのランニングと8種類のワークアウトを交互に行うフィットネスレースです。日本でも大会の参加者が急増していて、2026年8月の千葉大会には約12,000人が集まりました。

この記事では、HYROXのルールと8種目、部門ごとの重さ、完走タイムの目安から、初心者向けの練習メニュー、練習できるジム、大会の出方と参加費までまとめて解説します。

こんな方向けの記事です。
  • HYROXがどんな競技か知りたい
  • 8種目の内容や重さを確認したい
  • 初心者でも完走できるか不安
  • 練習方法や大会への出方を知りたい

気になる章から読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

パーソナルトレーニングジムマニアとしてフィトレ編集部のコンテンツ制作に携わる。体型維持とダイエットのため普段からランニング・有酸素運動・HIIT・筋トレを行う。1ユーザー目線を大切にした情報発信を心掛けてフィトレを運営。

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はフィトレ編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
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Contents

HYROX(ハイロックス)とは?誰でも出られるフィットネスレース

ランニングと筋力系のワークアウトを交互に行う室内レース!

HYROXは、1kmのランニングと1つのワークアウトを8回くり返すフィットネスレースです。走る距離は合計8km、ワークアウトはスキーエルゴやスレッド(重りを載せたソリ)を押す種目など8種類で、順番も内容もすべての大会で同じです。

室内の大きな会場で行われ、同じ時間にスタートした参加者と一緒にゴールまでのタイムを競います。プロの選手から運動を始めたばかりの人までが、同じコースで同じ種目に挑戦するのが特徴です。

2017年にドイツで誕生し、世界に広がった

HYROXは2017年にドイツのハンブルクで始まりました。大会公式の発表によると、2026年8月時点で世界30か国以上・95都市で大会が開かれています。

日本では2025年に横浜で初めて開催され、その後の大会は参加者が大きく増えています。

大会時期・会場参加者
横浜(日本初開催)2025年8月9日・パシフィコ横浜約3,800人
大阪2026年1月30日〜2月1日・インテックス大阪8,087人
千葉2026年8月6日〜9日・幕張メッセ約12,000人
出典:大会公式プレスリリース(PR TIMES)ほか

初心者にも人気がある3つの理由

  • 動きがシンプル:走る・押す・引く・運ぶ・投げるなど、特別な技術がいらない動きが中心
  • 制限時間がない:公式によると制限時間はなく、3時間かけて完走する人もいる
  • 毎回同じ内容:コースと種目が決まっているので、前回のタイムと比べて成長が分かる

公式サイトでは、参加者の98%以上が完走しているとしています。自分の体力に合わせてペースを調整できるため、「運動を続ける目標がほしい」という方にも向いています。

クロスフィット・マラソンとの違い

比較項目HYROXクロスフィットマラソン
内容1km走×8回と8種目(毎回同じ)日替わりのメニュー(WOD)走るだけ
求められる力持久力+筋力筋力・技術・心肺など総合力持久力
技術の難しさ低い(シンプルな動き)高い種目もある(重量挙げ・体操)低い
競技の形室内の一斉レースオンライン予選から始まる大会など屋外のロードレース
向いている人走るのも筋トレも好きな人毎回違う刺激がほしい人走ることが好きな人

クロスフィットのトレーニングには、スクワットやローイング、ウォールボールなどHYROXと共通する動きが多くあります。クロスフィットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

HYROXのルール|1km走×8回と8種目を交互に

レースは「1km走る → ワークアウト1種目」を8回くり返します。種目の順番は決まっていて、どの大会でも次のとおりです。

順番種目内容
1スキーエルゴ1,000m
2スレッドプッシュ50m(12.5m×4本)
3スレッドプル50m(12.5m×4本)
4バーピーブロードジャンプ80m
5ローイング1,000m
6ファーマーズキャリー200m
7サンドバッグランジ100m
8ウォールボール100回
※各種目の前に1kmのランニングが入ります(合計8km)。出典:HYROX公式ルールブック

ロックスゾーン(移行エリア)とペナルティ

ランニングのコースと各種目のエリアは、「ロックスゾーン」と呼ばれる移行エリアでつながっています。決められた入口・出口を通らなかったり、種目のルールを守らなかったりすると、タイムにペナルティが加算されます。

ロックスゾーンの移動時間もタイムに含まれます。上級者ほど、ここでのロスを減らす練習もしています。

制限時間・参加条件

  • 参加できるのは16歳以上。予選や参加資格の条件はない
  • 制限時間はなく、歩いてもOK
  • 1人で出る「シングル」のほか、2人で出る「ダブルス」、4人で出る「リレー」がある

詳しいルールは大会ごとに更新されることがあるため、出場前にはHYROX Japan公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。

HYROXの8種目とコツ

8種目の動きと、初心者が押さえておきたいコツを紹介します。重さは部門によって変わるので、次の章の表もあわせて確認してください。

スキーエルゴ(1,000m)

スキーのストックを突くように、上から下へハンドルを引き下ろすマシンです。腕だけでなく、お腹と脚を使って体ごと沈み込むと疲れにくくなります。

スレッドプッシュ(50m)

重りを載せたスレッドを前へ押します。体を前に倒し、腕を伸ばしたまま脚で床を蹴るのがポイントです。HYROXの中でも特に脚に効く種目です。

スレッドプル(50m)

ロープを手繰り寄せてスレッドを引き寄せます。腕の力だけに頼らず、後ろに体重をかけながら背中と脚で引くと、後半の種目に余力を残せます。

バーピーブロードジャンプ(80m)

バーピー(しゃがむ→腕立ての姿勢→立ち上がる)をしてから、前へ両足でジャンプします。大きく跳ぶより、一定のリズムで続けることを意識しましょう。

ローイング(1,000m)

ボートを漕ぐマシンです。脚で押してから上半身を引く順番を守ると、少ない力で効率よく進めます。ここで呼吸を整える選手も多い種目です。

ファーマーズキャリー(200m)

両手にケトルベルを持って歩きます。肩をすくめず、背すじを伸ばして小走りに近いペースで進むと、握力の消耗を抑えられます。

サンドバッグランジ(100m)

サンドバッグを肩に担ぎ、ランジ(足を大きく踏み出して膝を曲げる動き)で進みます。後ろの膝を床につけるのがルールなので、深くしゃがむ練習をしておきましょう。

ウォールボール(100回)

ボールを胸の前で持ってスクワットし、立ち上がる勢いで壁の的に投げます。最後の種目で脚が疲れているため、最初から細かく区切って休むのが完走のコツです。

部門と重量の一覧|Open・Pro・ダブルス・リレー

HYROXには、重さや人数の異なる部門があります。初めて出るなら、標準の重さで行う「Open」がおすすめです。

部門内容
シングル(Open)1人で全種目を行う。標準の重さ
シングル(Pro)1人で全種目を行う。Openより重い
ダブルス2人一緒に8kmを走り、各種目は2人で分担して行う(Open・Proあり)
リレー4人のチームで、1人あたり1km×2本と2種目を担当
アダプティブ障がいのある方向けの部門

シングルの重さは次のとおりです。女子Proは男子Openと同じ重さになっています。

種目女子Open男子Open・女子Pro男子Pro
スレッドプッシュ(スレッド込み)102kg152kg202kg
スレッドプル(スレッド込み)78kg103kg153kg
ファーマーズキャリー16kg×224kg×232kg×2
サンドバッグランジ10kg20kg30kg
ウォールボール4kg・100回6kg・100回9kg・100回
※ウォールボールの的の高さは女子2.70m・男子3.00m。出典:HYROX公式ルールブック(2026/27シーズン)。2023/24シーズンまでは女子Openのウォールボールが75回だったため、古い情報に注意してください。

ダブルス・リレーの重さは、男子・女子・混合の組み合わせによって決まります。ダブルスは女子ペアが女子Open、男子ペア・女子Pro・混合が男子Open、男子Proが男子Proと同じ重さです。リレーにはProがなく、女子・男子それぞれのOpenの重さで行います。出場する部門の重さは、エントリー前に公式ルールブックで確認しておきましょう。

完走タイムの目安と必要な体力

HYROX Japanの公式FAQによると、前のシーズンの平均完走タイムは1時間32分です。上位の選手は1時間前後でゴールします。

初めて出る方は、まず1時間30分〜2時間でのゴールを目標にすると現実的です。たとえば1kmを6〜7分で走ると、ランニングだけで約50〜55分。残りの時間で8種目とロックスゾーンの移動をこなすイメージです。

完走に向けて目安にしたい体力
  • 5〜8kmを歩かずにゆっくり走り続けられる
  • 自重のスクワットを20回以上、続けてできる
  • ランジで左右10回ずつ、ふらつかずに進める

上の3つができれば、休みながらでも完走を目指せます。足りない部分があっても、3か月ほど練習期間をとれば十分に間に合う方が多いですよ。

初心者向けの練習方法と1週間メニュー

練習の3本柱

  • 走る練習:まずは8kmを走り切れる持久力をつける
  • 筋力トレーニング:スクワット・ランジ・デッドリフトなど、脚と体幹を中心に鍛える
  • 走る+種目のつなぎ練習:疲れた脚で種目をこなし、また走る感覚に慣れる

HYROXで特に苦しいのは、重い種目のあとに脚が重いまま走ることです。3つ目の「つなぎ練習」を週1回でも入れておくと、本番での失速を防げます。

1週間の練習メニュー例(初心者向け)

曜日メニューポイント
月ゆっくりジョグ 30〜40分会話できるくらいのペースで
火休みストレッチや軽い散歩はOK
水筋トレ:スクワット・ランジ・デッドリフト各3セット+ウォールボール(またはダンベルスラスター)30回フォームを優先し、重さは控えめに
木休み—
金つなぎ練習:1km走 → ローイング500m → 1km走 → バーピー10回 → 1km走本番と同じ「走る→種目」の流れで
土休み—
日ロングジョグ 45〜60分距離を少しずつ伸ばす
※fitre編集部が作成した例です。体力に合わせて時間や回数を調整してください。

一般のジムでできる代わりの種目

スレッドやスキーエルゴがないジムでも、次のような種目で代わりの練習ができます。

HYROXの種目一般のジムでの代わり
スキーエルゴケーブルマシンで腕を上から下へ引き下ろす動き/ローイングマシン
スレッドプッシュレッグプレス・ウォーキングランジで脚を鍛える
スレッドプルシーテッドロウ(ケーブルで体に引き寄せる)
バーピーブロードジャンプバーピー+立ち幅跳び
ローイングローイングマシン
ファーマーズキャリーダンベルを両手に持って歩く
サンドバッグランジダンベルを持った、またはバーベルを担いだウォーキングランジ
ウォールボールダンベルスラスター(スクワットから頭上へ押し上げる)

器具なしで自宅でできる練習

自宅では、エアスクワット・ランジ・バーピーなどの自重種目に、外でのランニングを組み合わせて練習できます。たとえば「1km走 → スクワット20回 → ランジ左右10回」を3〜4周すると、つなぎ練習の代わりになります。

HYROXの練習ができる場所|公認ジム・一般ジム・パーソナルジム

HYROXの練習場所は、目的や体力に合わせて選ぶのがおすすめです。

練習場所特徴向いている人
HYROX公認ジム(Training Club)スレッドやスキーエルゴなど本番と同じ器具がそろい、HYROX向けのクラスがある本番に近い環境で練習したい人
クロスフィットのボックスウォールボール・ローイングなど共通する種目が多く、HYROXクラスを行うところもある仲間と一緒に高い強度で練習したい人
一般のスポーツジム代わりの種目で練習でき、月額が比較的安い自分でメニューを組める人
パーソナルジムトレーナーがフォームや負荷をマンツーマンで調整してくれる運動経験が少ない人・ケガが不安な人

公認ジムは、公式のTraining Club検索で近くの施設を探せます。

運動経験が少ないなら、まずはパーソナルジムで基礎づくりも

HYROXの種目はシンプルですが、スクワットやランジ、デッドリフトのフォームが崩れたまま回数を重ねると、膝や腰を痛める原因になります。最初の数か月だけパーソナルジムで基本の動きを身につけ、その後に公認ジムや一般ジムで実戦練習に移る方法もあります。

日本の大会と参加方法・参加費

今後の国内大会

大会日程会場
BYD HYROX Osaka2027年1月21日〜25日インテックス大阪
HYROX Nagoya2027年4月16日〜18日ポートメッセなごや
※2026年10月時点の公式情報です。日程や販売状況は変わることがあるため、HYROX Japan公式サイトで最新情報をご確認ください。

エントリーの流れと参加費

  1. 公式サイトで出たい大会のページを開く
  2. 部門(シングル・ダブルス・リレー、Open・Pro)を選ぶ
  3. チケットサイトで申し込み、クレジットカードで支払う

オンラインの申し込みは、大会前の水曜日18時まで(売り切れ次第終了)です。人気の部門や時間帯は早めに埋まるので、出ると決めたら早めに申し込みましょう。

部門参加費の目安(BYD HYROX Osaka)
シングル(Open・Pro)27,500円
ダブルス1人26,125円(ペアで52,250円)
リレー1人約19,900円
※2026年10月時点の公式チケットサイトの表示額(別途サービス料6.5%)。販売時期によって変わる場合があります。

シューズ・ウェアと当日の準備

  • シューズ:クッション性があり、横ブレしにくいランニングシューズ。スレッドを押す床で滑りにくいものが安心
  • ウェア:汗をかいても重くなりにくい、動きやすいもの
  • 当日の準備:スタート時間に合わせて食事をとり、水分補給を忘れずに

HYROXに関するよくある質問(FAQ)

HYROXは初心者でも完走できますか?

制限時間がなく、歩いてもよいルールなので、初心者でも完走を目指せます。公式によると参加者の98%以上が完走しています。8kmを走り切る持久力と、スクワットやランジの基本的な筋力をつけておくと安心です。

何歳から参加できますか?

16歳以上なら参加できます。予選などの条件はありません。千葉大会では16歳から76歳まで幅広い年代が参加しました。

1人で出るのが不安です。

2人で出る「ダブルス」や、4人で出る「リレー」があります。ダブルスは各種目を2人で分担できるため、初めての方や体力に不安がある方にも人気です。

準備期間はどれくらい必要ですか?

体力によりますが、運動習慣がある方なら3か月程度が目安です。運動から離れていた方は、まず走る習慣をつけるところから始め、余裕をもって半年ほど準備するのがおすすめです。

走るのが苦手でも大丈夫ですか?

大丈夫です。ランニングは歩いてもよく、自分のペースで進めます。ただし合計8kmを移動するため、ゆっくりでも長く動き続ける練習はしておきましょう。

参加費はいくらですか?

2027年1月のBYD HYROX Osakaでは、シングルが27,500円、ダブルスが1人26,125円です(別途サービス料6.5%)。大会や販売時期によって変わるため、公式サイトで確認してください。

HYROXとクロスフィットはどちらがおすすめですか?

毎回同じ種目でタイムの伸びを確かめたいならHYROX、日替わりのメニューで技術も含めて幅広く鍛えたいならクロスフィットが向いています。共通する動きが多いので、両方を取り入れる方もいます。

女性でも参加できますか?

参加できます。部門ごとに女性の重さが決められているほか、ダブルスやリレーでチームを組むこともできます。

まとめ|HYROXは制限時間なし!まずは完走を目標に練習を始めよう

HYROXは、1kmのランニングと8種目を交互に行うフィットネスレースです。動きがシンプルで制限時間もないため、運動経験が少ない方でも完走を目標に挑戦できます。

この記事のポイント

  • レースは1km走×8回と8種目。順番も内容もすべての大会で同じ
  • 初めてなら標準の重さのOpen部門。不安ならダブルスやリレーも
  • 平均完走タイムは1時間32分。初挑戦は1時間30分〜2時間が目安
  • 練習は「走る・筋トレ・つなぎ練習」の3本柱で、3か月ほどが目安
  • フォームに不安があれば、パーソナルジムで基礎から固めるのも一つの方法

ゴールしたときの達成感は、日々のトレーニングの大きなモチベーションになります。気になった方は、まず次の大会を目標に、少しずつ練習を始めてみてくださいね。

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